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【小売業向け】企業訪問・OB訪問で印象が悪くなる質問6選

スーパーへの就職
悩んでる人
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企業訪問やOB訪問をする時、いろいろ聞きたいことはあるんですが、こんなこと聞いたら失礼かな、と考えると、なにを質問していいかわからなくなります。印象を悪くするような質問はありますか?

こんな悩みに、お答えします。

本記事の内容

  • 悪印象しか残らない人がする質問とは
  • 質問内容を具体的事例により解説

企業訪問する際に、どんなことを質問するかは、とても重要です。質問次第で、相手に与える印象も変わってしまうからです。今回は、悪い印象をあたえる質問を企業の立場からわかりやすく解説します。

読んでほしい人

  • 小売業界を希望する就活中の大学生
  • 企業訪問、OB訪問で何を質問すべきかわからない
  • 聞いてはいけないこと、注意すべきことが知りたい

記事の信頼性

  • 東証一部大手スーパー勤務歴25年
  • 管理職歴(副店長・店長)5年
  • 勤務店舗数は20店舗

100%実体験をもとに、25年間の勤務で見聞きしたスーパーの実態と考察について書いています。

本記事でわかること

  • 企業訪問には二面性がある
  • 質問内容を考える上での材料になります
  • 相手にあたえる印象は質問内容だけではない
haru
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企業訪問は何のためにするのか、何を聞けばよいのか、について企業の立場からお話します。最後まで読んでみてください。

◆面接で落とされる人の特徴が気になる方は、こちらをどうぞ。

※【就活者向け】大手スーパーの面接で落とされる人ワースト5

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企業訪問、OB訪問で悪印象しか残らない人の質問

企業訪問で、悪い印象になる質問を押さえておきましょう。

悪い印象しか残らない人の質問6選

  • パンフレットやネットでわかるようなことを質問する
  • 業界に詳しいアピールをしてくる
  • 1年目から本社でのデスクワークを希望している
  • 店の売上や客数など業績に関わることばかり聞く
  • 残業や休日ばかり気にしている
  • 他企業の情報を質問する

ひとつずつ解説していきます。

パンフレットやネットでわかることを質問する

例えば、

  • 全国に何店舗あるんですか?
  • 従業員はどれくらいいますか?
  • 本社はどこにあるんですか?
  • 初任給はどれくらいですか?

上記です。

企業訪問は、パンフレットやネットに書いてあることを確認するためにするわけではありません。

むしろ、その逆です。

実際に現場へ行き、働く人の「生の声」や「職場の雰囲気」を肌で感じるためです。

せっかくの貴重な時間が無駄になります。

相手側も「そんなこと聞くために来たの?」と拍子抜けしてしまいます。

加えて、「この人は会社のパンフレットやホームーページを見てないのか?」とかなりのマイナス評価に繋がってしまうでしょう。

相手も忙しい時間を割いて、あなたのために時間を作ってくれているということを忘れないでください。

haru
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企業パンプレット、ホームページは必ず全ページ熟読した上で、疑問に思ったことをまとめておきましょう。

業界に詳しいアピールをしてくる

こういうタイプの人、意外と多いですね。

私も面接した経験がありますが、

  • アルバイトの経験があるので裏事情に詳しい。
  • 知り合いの社員からいろんな話を聞いている。
  • ネットや書籍を読みまくって知識だけ豊富。

アルバイトの経験や社員からの情報、書籍での業界研究は良いことですし、絶対やったほうが良いです。

問題は、その知識と経験の使い方です。

例えば、

  • アルバイトから社員になったときのギャップについて
  • 知り合いからの情報で気になることの真偽
  • 業界研究をしていくうちに不安に思ったこと

実際はどうなんだろうということを現場の声から検証する機会にしましょう。

本社でのデスクワークを希望している

残念ですが、新入社員がいきなり本社勤務になることはないでしょう。

なぜなら、小売業の本分は「接客」「サービス」「販売」で、そのほとんどが店舗での業務になるからです。

つまり、店舗が朝から晩まで働き稼いだお金で、本社は給料をもらっています。

あくまで本社は店舗のサポート役。

主役は店舗なのです。

例えば、

  • どうすれば本社勤務になれますか?
  • 土日は休めますか?
  • 本社から店舗への転勤はありますか?

上記ですね。

こんな質問ばかりされると、「そんなに店で働くのがイヤなのかな」と思われてしまいます。

まずは店舗での経験をしっかり積み、業務全般のマスターをアピールすることが大切です。

店の売上や客数を聞く

理由は3つあります。

  • まだ外部の人間に、細かい数値を教えるわけにはいかない。
  • 聞いたところで、どうするの?と疑問が残る。
  • 店の売上・客数で判断しがちになる。

ひとつずつ、見ていきましょう。

外部の人間に、数値を教えるはずがない。

これは、当然ですね。

でも、実際に質問してくる学生は、少なくありません。

前提として、業績に関しては、四季穂、ホームページ、パンフレットに公表されている数値以外を質問することはマナー違反です。

社外の人間、ましてや学生に、店舗の業績を教えるはずはありません。

質問されても、答えづらいので大体の事しか話せませんし、相手を困らせるだけです。

質問することがなくなった、話すことがなくなったからと、興味本位で質問するのは、やめましょう。

店舗の業績を知ってどうするのか?疑問が残る

話の流れで、相手から聞くことになったのならいいでしょう。

しかし、あえて自分から店舗や会社の業績を質問することには、疑問が残ります。

なぜなら、「正直、知ってどうするの?」と思うからです。

例えば、訪問先の店長や従業員から、

  • 「1日の売上は500万くらいで客数は2000人くらいかな」
  • 「でも前年割れでね、会社からいろいろ言われるよ・・・」

そう言われて、あなたは、どう思いますか?そして、なんと返事をしますか?

「ああ、そうなんですか。大変ですね」みたいな返事するくらいなら、最初から聞かないほうがいいです。

話を整理しましょう。

このやりとりでわかったことは、3つです。

  • 1日の売上は500万
  • 客数は2000人
  • 業績が悪いと会社からなにかしら言われる

業績が悪いと会社からいろいろ文句をいわれるのは、スーパーに限った話ではありません。どこにでもある話です。

業績が悪ければ上司や会社から言われるのは当然です。

サラリーマンになるということは、そういうことです。

問題は、売上500万と客数2000人です。

次で、解説します。

店舗の売上・客数で判断しがちになる

普通の人だったら、お店の売上金額を聞いても「ああそうなんだ」って感じだと思います。多いとか少ないとか、特別な感情はもたないでしょう。

でも、就職活動をしていくうちに、別の企業の数値も知ることができたとします。その場合、比較ができてしまうので注意が必要です。

どういう事かというと、例えば、ある3つの企業のスーパーを訪問したときに、各店舗の1日の売上・客数が分かったとしましょう。

  • A企業の店 売上:500万 客数:2000人
  • B企業の店 売上:300万 客数:1300人
  • C企業の店 売上:1000万 客数:4000人

この3つの数字を見比べて、入社する企業を決めるなんてことは絶対にしないでください。

なぜなら、どの企業も一番売れる店舗と売れない店舗の格差は5倍にもなるからです。1000万円台の店が一番なら200万円以下の店もあるということです。

ですから、ある1店舗の数字だけを見て、こっちの企業の方が売上が高いんだなとか、客数は少ないなとかは、判断できません。

ましてや、こっちのスーパーの方が売上も客数も低いから、仕事ラクなんじゃないか?なんてこともないのです。

私の経験からすると、売上も客数も高いほうが、体はラクです。

なぜかというと、大きい店で売上が高い店舗の方が、従業員が多いからです。さらにいえば、人を雇いやすい状況にあります。

売れない店は、人件費をかけられません。少ない人数で、あれもこれもやって回していくしかないからです。60人で運営する店舗と150人で運営する店舗ではマンパワーが全く違います。

なので、売上200万の店長よりも1000万の店長の方が、全然、体はラクです。

売上規模の小さい店の店長は、管理職といえど、プレイングマネージャーとして品出し、発注、レジだってやらなくてはいけないのです。

店の売上だけ見て、判断するのはやめましょう。

給与、残業、休日ばかり気にしている

お互い避けては通れない質問です。企業側も充分想定しているでしょう。

しかし、最初から最後まで給与、残業、休日、転勤の話ばかりでは、印象も悪くなります。

なぜなら、この人は、うちの企業に何を求めているんだろう?お金?休日?待遇の良さ?

「それで納得のいく回答でなければ、入社しないつもり?」

仮に入社したとしても、すぐに辞めてしまうのではないかと不安になります。

もちろん聞くなとは言いません。聞くべきだと思います。しかし、他にも聞くべきことはあるはずです。

例えば、

  • 入社後の教育はどのように進められますか?
  • 入社してから3年または5年まではどのような仕事をすることになりますか?
  • 店長になるためには、どのようなキャリアアップと時間が必要になりますか?

上記ですね。

ポイントになるのは、

  • 入社に前向きであることをアピールできる質問
  • 入社後の自分をイメージしたときの疑問を、解決するような内容

上記です。

あなたにとっても疑問が解決できるし、企業にとってもあなたは、好印象に映ります。

競合他社のことを質問する

訪問先の担当者には、訪問先の企業についてのみ質問するのが原則です。

他企業のことを質問してはいけません。

例えば、

  • 〇〇社は、何人くらい募集してるんですかね?
  • 初任給は、同じくらいですか?
  • 〇〇社は、転勤は少ないようですが、御社はどうですか?

上記です。

他社と比較するような質問は、正直答えづらいですし、自分の会社の方が劣っていたなら面白くないでしょう。

ひいては、このような空気の読めない、デリカシーのない質問を、お客様や取引先にもするのではないかと疑ってしまうからです。

これから付き合おうとしている女性に、他の女性の名前や年齢、彼氏の有無を聞くのと同じことです。

彼女はこういうでしょう。
「そんなに気になるなら、自分で聞けば?」

あなたの印象は、決まってしまいます。

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まとめ:企業訪問は、質問ひとつで印象が変わる

今回は、「企業訪問・OB訪問で印象が悪くなる人の質問6選」と題して、就活生が企業訪問する際に気をつける言動について解説しました。

企業訪問は絶対にすべきです。

企業をより深く知るためだけでなく、自己アピールの場でもあるからです。

しかし、質問して良いことと悪いことがあります。

せかっくの自己アピールの機会を、悪い印象としてアピールすることになってしまいます。

なにを質問するべきか」を考えることは、「なにを質問してはいけないか」を知ることです。

質問ひとつで、あなたの印象は大きく変わります。

ぜひ、あなたの質問力で自己アピールしてみましょう。

就活中の方の健闘を祈っています。

今回は、以上です。

◆小売業界が採用したい人の特徴が気になる方は、こちらをどうぞ。

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