スーパーマーケットへの転職を考えています。
スーパーの店長は朝からどんな仕事をしていますか?1日の仕事の内容と出勤から退社までのスケジュールを教えてください。
こんな疑問にお答えします。
◆本記事の内容
- スーパーマーケットの店長の1日の仕事内容と流れ
◆読んでほしい人
- 小売業へ就職を希望している
- 将来、店長を目指している
- 店長になるか迷っている
◆本記事の信頼性
この記事を書いている私は、
- 東証一部大手スーパー勤務歴25年
- 管理職歴(副店長・店長)5年
本当に現場で使える解説をしていきます。
◆本記事でわかること
本記事を読み終えると「スーパーの店長の1日」がわかります。
出勤から退社まで時系列でお話します。
最後まで読んでみてください。
◆社員の1日の仕事と流れが知りたい方はこちらをどうぞ。
※スーパーマーケット社員1日の仕事と流れ【25年の体験談】
スーパーの店長1日の仕事と流れ【前提条件】
今回のお話をしていく前提条件として、
- 開店9時、閉店24時
- 変形労働時間制
- 完全週休2日制
- 36協定は締結済
- 労働組合はあるが、店長は非組合員
- 店長に残業代はつかない
- ナイトマネージャー体制
- 東証一部上場企業
上記の通りです。
上記のような「労働環境と条件のなかで働く店長」として話を進めます。
出社は朝6時半くらい
鍵開けは6時前くらいで、店長自らする人もいますが少数派で、鮮魚や青果の社員がしている場合がほとんどです。
本来の勤務時間は7時から16時が基本で、その後は残業になります。
したがって、どんなに働いても残業代はなく、給料は同じです。
その代わり、管理職手当が付きます。
出社時間は、店舗や店長によっても差があります。
早い店長で6時、遅くても7時くらいには出社しています。
では、なぜそんなに早く出社しているのか?
次で、お話します。
※「変形労働時間制」については、
【スーパー向け】残業が減らないリアルな原因とリアルに減らす方法で詳しく解説しています。
※「36協定締結」については、
【就活者向け】スーパーはブラックなのか?元店長が解説します。で詳しく解説しています。
では、さっそく見ていきましょう。
スーパーの店長1日の仕事と流れ【出勤から開店まで】
開店は9時なのに、なんでそんなに早く出勤しなければならないの?
親、親戚、友人から何度となくいわれました。
当日入荷したものを、当日販売する生鮮食品が主力のスーパーだからです。
肉、野菜、果物、魚、パン、惣菜は、当日朝入荷した商品を販売するということです。
今回は、出社してから開店までに店長が行う作業をまとめてみました。
◆出社から開店までに行う作業(時系列順)
- 引き継ぎの確認(1分)
- 金庫を開けてレジ開けの準備(3分)
- 前日の売上・利益など数値チェック(15分)
- 本部からのメールのチェック(10分)
- 予算・客数・人員・天候・チラシ確認(3分)
- 各部門へあいさつまわり(5分)
- ※商品搬入と仕分け(5分)
- ※社員がいない部門の品出しフォロー(60分)
- ※駐車場の清掃(10分)
- ※リサイクルボックスの回収(10分)
- レジと打ち合わせ(3分)
- 広告の品とPOP確認(10分)
- 開店直前の売場確認(5分)
- 入口でお客様のお出迎え(10分)
合計 150分(2時間半)
しかし、人手不足でやらざるを得ないのが現実です。
最低これくらいの作業を、出社してから開店までにやらなければいけないので、6時半に出社して、9時開店にギリギリ間に合う感じです。
長年の体感で各作業と時間を入れていきましたが、一発で合計150分になったので自分でも驚いています。体に時間が染み付いているんでしょうね。
ひとつずつ作業を解説します。
前日の引き継ぎ確認
休み明けの場合に副店長から退社後にナイトマネージャーから店長へ伝えるべき事項の確認をします。
たとえば、
お客様に関すること、従業員に関すること、売場に関することなど気づいたことを報告・連絡・相談を共有化しています。
伝える側も受ける側も、忘れずに確認しないと2次クレームに発展しかねません。
金庫を開けてレジの準備
金庫を開けないとレジも開けられないので営業ができません。
金庫を開けることができるのも店長と副店長だけです。
金庫管理は店長の重要な責務です。
前日の売上・利益など数値チェック
まずは、前日の売上のチェックです。
ボタン一つで、
自店だけでなく全店も見れるので、結果を踏まえた上で、今日はどうするか作戦をたてます。
現在の状況と、目標とのギャップの確認は、必ず朝一番にしています。
本部からのメールのチェック
本部からの指示・命令・案内は、ほぼメールで行われています。
内容は
- 天候の変化と注意喚起(台風・地震・雪・大雨)
- 売場(オペレーションとプロモーション)
- 接客(クレーム事例の案内と防止)
- メーカー返品(不良品の自主回収要請)
- 営業成績不振による報告書の依頼など
見てなかった、気づかなかったでは済まされないので、朝一番確認してから仕事を始めます。
部門へ転送したり、緊急なものは直接手渡しすることもあり、即対応が必要です。
予算・客数・人員・天候・チラシ確認
当日の売上予算、予想客数、天候、チラシを確認します。
当然、そこにはチラシの内容も加味されます。
売上を達成するために目標となる数値、作業を円滑に進めるために人員、天候、チラシの確認をしておきます。
※客数予測については、
【初心者向け】スーパー客数予測の方法と手順にて詳しく解説しています。
各部門へあいさつまわり
各売場、作業場をまわって朝のあいさつをしていきます。
目的はそれだけではありません。
- 本日は、店長が出勤しているという顔見せ
- 店長はもう出勤しているよという顔見せ
- 各部門だれが出勤しているかの確認
- 顔色はどうか、健康状態、精神状態をはどうか
- 在庫や入荷品の状況はどうか
今日は、店長が出勤か副店長か?もう店に来てるのか?など何かあった時に対応が取りやすくなります。
朝のあいさつで、いろんな情報を仕入れることができます。
売場へ商品搬入
上記写真のように入荷した台車を部門へ振り分けます。
トラックのドライバーは、台車を搬入口までしか降ろしません。各部門の売場へ台車を運び決められた場所(定位置管理)にセッティングしておきます。
8時出勤のアルバイト・パートさんがすぐ品出しできるように準備しておきます。
店によっては、早朝アルバイトがいる場合がありますが、大型店舗か売上や利益が大きい場合に限ります。
開店前の作業をスムーズに進めるための重要な段取りです。
社員がいない部門の品出しフォロー
元々、社員のいない部門は人員が安定しないので、店長や副店長のフォローが欠かせません。
ある時は、精肉の担当者が1人しかいない店もあったので、担当者が休みの時は店長(私)が1人で品出しから発注まで全部やることもありました。
店舗しだいであり、人員数しだいです。
ただし、仮に従業員が十分いたとしても、品出しや発注には関わった方がいいと思っています。
なぜなら、品出しをしながらアルバイトやパートさんから情報を得ることができますし、コミュニケーションをとることができるからです。
たとえば、
- 最近売れてきた商品
- お客様から聞かれた商品
- 地元のイベント情報
- 在庫が多くて困っている商品
- 売場つくりの提案
- 他店の情報
品出しをフォローしながら、ささいなことでも情報を集めています。
待っていても情報は入ってきません。自分から取りに行くのです。
※品出しについては、
【新入社員向け】スーパーの品出しマニュアル【事前準備編】
【初心者向け】スーパーの品出しマニュアル【基礎編】
にて詳しく解説しています。
駐車場の清掃
テナントの場合は専属の業者がします。
単独店の場合、店長がすることは多いです。
もちろん、店長が自らしなくても全く問題ありません。
しかし、
たとえば、
- ごみ・空き缶・吸い殻・雑草
- 違法駐車・不審車両・無断駐輪の確認
- 危険な箇所はないか
- アスファルトの陥没
- 車止めの破損
- 白線の破損など
店内や売上・利益だけが店長の管理ではありません。
店舗周辺の、安全確認・設備管理も店舗運営には重要です。
リサイクル・エコボックスの回収
リサイクル回収ボックスも、満タンになれば中身を取り出し、台車に載せて業者に引き渡します。
- ペットボトル
- 発泡トレー
- 牛乳パック
- アルミ缶
- 段ボール・雑誌・新聞
大型店は、専門の担当者をつけますが、中小店舗は従業員が交代でメンテナンスしています。
小さい店だと、品出しやレジの人員すら足りないのに、リサイクルまで手が回らず、店長がやっているケースも実際かなりあります。
小型店で店長をしていた時でも、1日に台車で15台分くらいは回収をしていたので、セッティングと回収に時間をとられました。
レジと打ち合わせ
レジの人員と出勤者名の確認を開店前にします。
レジが足りない時間帯や応援が欲しい時間帯と人数の確認をしておくからです。
たとえば、
このような報告を受けることはよくあります。
対応としては、
- 他のアルバイトで出勤できる人はいないか?
- 他部門でレジに入れる人はいないか?
- 最悪、自分が入るしかないか?
上記の通りです。
もし、店長が入ることになれば、その時間は他の仕事ができなくなります。
お客様最優先ですので、レジを滞らせるわけにはいきません。
広告の品とPOP確認
当日の広告の品のPOPの取付、前日のPOPの撤去の確認をします。
POPにはすべて日付が記載されていて、
- 日替り
- チラシ期間通し
- 週間
- 月間
- 季節ごと
1日だけから4ヶ月通しまで種類が多いため、きちんと管理しないと売価違いとなりお客様に迷惑がかかります。
たとえば、
しかし、レジでスキャンすると158円、売価違いになってしまうわけです。
1件でも売価違いが出ないよう細心の注意を払います。
開店直前の売場確認
開店10分前に、全フロアの売場チェックをします。
目的は
- 通路の確保→台車・備品の撤去
- 床の清掃・濡れ→転倒防止
- 営業する上での安全安心の確認
お客様の安全に安心して買物できる環境ができているか最終確認します。
まずは、安全安心の確保をした上での営業になります。
入口でお客様のお出迎え
開店から10分程度、入口でお客様のお出迎えをしてスタートします。
買物かごを一人ひとりに手渡ししながら、朝早くからご来店いただいたお客様へ歓迎の気持ちを込めてお迎えします。
自分が店長であるという自覚と責任を感じる1日の始まりになります。
ここまで、出社から開店までをお話してきました。次に、開店後から昼食までの流れを追っていきます。
スーパーの店長1日の仕事と流れ【開店から昼食まで】
開店後の作業は、開店までにどれだけ品出しが仕上がっているかにかかっています。
しかし、開店の9時までに品出しが完了することはありません。あるとすれば、新店オープン初日の開店くらいでしょう。
というのが、この時間帯の状況になります。
◆開店から昼食までに行う作業(時系列順)
- 品出しフォロー
- 事務所でメール、書類確認
- 競合店の状況を見に行く
- 発注フォロー
- 昼食は14時からが多い
ひとつずつ解説します。
品出しフォロー
品出しの間に合ってない部門へ完了させるためフォローに行きます。
出すものを出して、在庫を整理しておかないと発注作業ができないからです。
品出しと在庫整理を早く完了させ、十分な発注の時間を確保し正確な発注をするためです。
【新入社員向け】スーパーの品出しマニュアル【事前準備編】
【初心者向け】スーパーの品出しマニュアル【基礎編】
にて詳しく解説しています。
事務所でメールと書類の確認
1日に50通以上送付されるので、確認しないとあっという間にたまってしまいます。
見てなかった、対応していなかったでは済まないからです。
たとえば、緊急性の高い内容
- 販売禁止商品の案内
- メーカーからの商品回収依頼
- 他店の大量万引の情報
- 事件事故の情報共有など
対応が遅れれば、事件事故につながります。
事務所のパソコンには、どんなに忙しくても最低1時間に1回は確認ことにしています。
競合店の状況を見に行く
定期的に近隣のライバル店は定点観測しています。
平日2回、週末1回は最低、様子を見に行きます。
10時から11時は品出しも一段落して、時間に多少余裕があるからです。
見るべきポイントは、
- どんな売場・売り方をしているか
- 季節・旬の打ち出し方
- 販促・プーロモションはどうか
- 客の入り具合はどうか
- 鮮度・品切れ・ボリューム
- 価格
- レジ稼働台数など
チラシではわからない店の状況や企業としての取組みを目で確認します。
相手もこちらを見ていますので、お互い様のやり取りになります。
発注のフォロー
翌日の発注についてのアドバイスと相談を受けます。
たとえば、
- 日替り品の追加発注
- 天候・気温による発注追加や削減の指示
- 売場レイアウトをどうするか
発注〆が12時までの場合が多いため、11時~12時は発注に関するフォローを行います。
人手不足の場合は店長自らする場合もあります。
※発注については、
【初心者向け】スーパーの発注マニュアル【事前準備編】
【初心者向け】スーパーの発注マニュアル【基礎編】
【特売発注】スーパーの発注マニュアル【実践編】
にて詳しく解説しています。
昼食は14時からが多い
12時~14時は女性アルバイト・パートさん達に、交代で休憩へ上がってもらうためです。
実際、休憩室もそんなに大きくないので、全員いっぺんには休憩できないということもあります。
休憩する際は、
精算時は、新人アルバイトさんへ並んで接客や操作・対応に不備がないかを確認して休憩に上がる、という流れになります。
ただし、休憩中も電話対応、クレームなどの対応に追われることもしばしばありますね。
ここまで、開店後から昼食の時間までの流れをお話してきました。
次は、昼食後から退社までの流れを追っていきます。
スーパーの店長1日の仕事と流れ【昼食後から退社まで】
夕方4時は、「2回目の開店」といわれます。
夕方の4時から7時まではピークタイムと呼ばれ、仕事帰りのお客様が夕飯の支度のため買物で混雑するからです。
また、24時閉店の売上の折返しが夕方4時から5時の間になることも理由にあげられます。つまり、1日の売上の半分が開店から17時までで、残り半分を17時以降で稼ぐということになります。
◆昼食後から退社までに行う作業(時系列順)
- ミーティング
- 店舗まわり確認
- 各売場確認
- レジ状況確認
- 在庫整理と確認
- 値引き作業指示
- クレーム処理対応
- 夜間社員・バイトへの引き継ぎと指示
ひとつずつ解説します。
チーフミーティング
15時から、10~15分程度の部門代表のみ行います。
内容は、
- 本部からの指示の確認
- これからの売場対応や注意点の確認
- レジ応援の依頼
- 部門からの連絡事項
この他にも朝礼・昼礼・夕礼を行う場合があります。
出勤する時間帯によって、分けて情報の共有化をするためです。
店舗まわり確認
開店前にも確認していますが、ピークに向けてもう一度店舗まわり・駐車場チェックを行います。
- 不審物
- 不審者
- 不審車両
- ゴミ・灰皿
- リサイクルボックス
ゴミ・灰皿・リサイクルはレジ部門が定期的にチェックをする仕組みになっています。
人任せではなく、店長も自分で目視チェックをします。
各売場と設備のメンテナンス
店内設備の確認と各売場メンテナンスをしておきます。
ピークタイムに向けイートインとトイレは、
- 清潔に保たれているか
- 汚れ・食べ残しはないか
- 紙・手洗いシャボネットは補充してあるか
最終チェックにまわります。
各売場のメンテナンスは、
- 前出し・売場整理
- 商品補充の指示
- 床の清掃
人員次第では、店長も品出しをフォローします。
レジ状況確認
刻々と変化するレジ状況に気を配りながら、レジ応援要請のタイミングをはかります。
時間帯別の客数や当日の売上・客数が予測とどれくらい違うのか、合っているのかをデータを見ながら状況を判断していきます。
レジがスムーズに流れるよう細心の注意を払います。
在庫整理と確認
主力品・日替り品・広告の品の在庫状況を把握しておきます。
担当者が退社した後、品切れないよう補充するためです。
予想以上に売れて足りない商品の手配も早めに判断し対応しなければなりません。
- 近隣店舗から譲ってもらう
- 自家用車で取りに行く
- 物流センターへ取りに行く
広告の品や売れ筋商品の品切れは許されません。信用を失います。
品出し・値引き作業指示
夕方からのアルバイトへの作業確認をチーフとします。
- 誰がなにを品出しするか
- どう売場を作るか
- 何時までに終わらせるか
- 値引きは何時から
- 何%引きでやるか
- どの商品から値引きをするか
- 翌日の売場をどこまで作るか
翌日の開店に影響するので、目線合わせをしておきます。
※値引きについては、
スーパーの値引きは何時から?【結論:決まってません。】にて詳しく解説しています。
クレーム処理対応
クレーム対応は、ほぼ毎日、1日1~2件程度はあります。
- 売価違い
- 異物混入
- 商品不良
- 接客が悪い
その他、本当に多岐にわたります。
対応が遅くなったり、間違った対応をすれば2次クレームにつながり、対応が長引きます。
クレームをゼロにすることは非常に難しいのですが、せめてクレーム対応だけは迅速・的確に行わなければなりません。
ご自宅へお取替え・お詫びに伺して、店に戻ってくると1時間以上かかることがほとんどです。
しかも対応して終わりではなく、本部への報告書を作成しメールしなければなりません。この作成にも1時間くらいかかります。
1回のクレーム処理で準備と移動と報告書作成で2時間くらい浪費してしまいます。
その間、店も売場もまったく見ることができないのです。
夜間社員・バイトへの引き継ぎと指示
最後に売場を1周しながら、
- 翌日の準備
- 売場変更
- 補充指示
- 最終値引きの指示
- その他、気づいたこと
を遅番の副店長、チーフ、レジリーダーに伝え最終確認をしておきます。
最後の打ち合わせと引き継ぎです。
退社する
この頃には19時~20時になっています。
何も問題がなければ、19時前後には帰れますが、クレームや報告書の提出などがあると20時を超えることもあります。
翌日も6時前には、家を出なくては行けないので早めに帰りたいところです。
この繰り返しになります。
まとめ:スーパーマーケット店長の1日のまとめ
今回は、「スーパーマーケット店長の1日の仕事と流れ」と題して、スーパーの店長は1日朝からどんな仕事をしているのかをお話してきました。
- 出社から開店まで
- 開店後から昼食まで
- 昼食後から退社まで
上記3つの時時間帯にわけて解説しました。
時間帯ごとに外せない作業、しなければならない作業を優先して時系列でお話しました。
「店長の1日の仕事」というブログで、ここまで細かく詳しく書いている記事はないはずです。
100%私の経験から記事を書きましたので、小売業を目指す人、店長を目指す人には良くも悪くも参考になると思います。
少しでも、店長という仕事がどういうものかご理解いただければ幸いです。
今回は以上です。
読めば読むほど、「この仕事は自分にあわないな…」と感じた方は下記の記事をどうぞ。