スーパーへの就職採用・面接

【スーパー希望者】バイトの採用は、面接前に8割決まっている!

スーパーへの就職

面接に落ちた人

スーパーのアルバイト面接にまた落ちました。どこに行っても受かりません。何がいけないんでしょうか?教えて下さい。

こんな悩みにお答えします。

 

◆本記事の内容

【スーパーで働きたい人】
アルバイトの採用は、面接前に8割結果が決まっている!

  • スーパーの採用面接は、どのように行われているか?
  • スーパーの採用面接官は、どこを見ているのか?
 

◆本記事の信頼性

この記事を書いている私は、東証一部大手スーパー(売上は日本でベスト5入)勤務歴25年、管理職歴(副店長・店長)は5年です。
採用の面接も担当していた経験をふまえ、わかりやすく解説します。
 

◆本記事でわかること

本記事を読み終えると「スーパーの採用の裏側と面接官の視点」そして、その対策もわかります。
今回は、「スーパーの採用面接に受かる方法」を解説していきます。
 
私自身、大手スーパーで採用を経験していますので、参考になるはずです。

「スーパーで働きたい!」と思っている方は、最後まで読んでみてください。

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アルバイトの採用は、面接前に8割結果が決まっている! 

 

  • アルバイトの面接にまた落ちた 
  • なにがいけなかったんだろう
  • 早くアルバイトを始めたいのに受からない

そんなことが何度も続くと、このままどこにも採用されないのでは・・・と心配になりますよね。でも、バイトに受からない人には、ちゃんと理由があります。原因も知らずに、闇雲に面接を受けても結果は同じになるだけです。

 

まず、タイトルにも書きましたが、

「アルバイトの採用は、面接が始まるまでに8割結果が決まっている!」ということです。8割なんて言い過ぎなんじゃないかと思うかもしれませんが、本当にそうなんです。どんなに低く見ても、7割以上は決まっていますね。間違いありません。

ですから、いくら面接をがんばっても、時すでに遅し、勝敗は決まっているのです。

 

「面接前」にチェックするポイントは次の通りです。

  • 電話応対
  • 指示と行動の一致
  • あいさつ
  • 身だしなみ
  • コミュニケーション

順番に説明します。

 

電話応対はどうか

 

応募の電話をしてきた時の応対はどうか

 

応募者がまず初めに、アルバイト先と接点を持つ第一関門です。

ここから、あなたの第一印象が決まってしまいますので、しっかりと事前準備をした上で電話をかけましょう。応募者は電話で、名前、要件をはっきり伝え、こちらは面接の日時や場所の打ち合わせをして、当日の持ち物も伝えます。

<店側から確認されること>

  • 名前、年齢、希望時間、希望職種、週何日働けるか、現在の仕事など

<応募者が確認すること>

  • 面接の日時(面接に要する時間も)
  • 場所
  • 持ち物
  • 店で最初だれに声をかければよいか

この間、10分くらいですがここからいろんなことがわかります。

 

ポイントは次のとおりです。

  • 声のトーン:低く、ボソボソ話してないか
  • 声の大きさ:小さすぎないか
  • 話し方:言葉じりが乱暴でないか
  • 言葉づかい:丁寧なことばづかいができているか
  • 伝え方:応募の意思をきちんと伝えられたか
  • 聴き方:店側の話しを聴く態度

全体的な印象として、丁寧なことばづかいができていれば問題ありません。

ボソボソ、暗い感じで話されると、一番印象が良くないです。

 

指示と行動の一致

 

面接当日は事前の案内通りできたか

 

当日、この「指示どおり」できるかどうかを見ます。 ここでのポイントは、先日応募電話をした時に、面接に際して、

 

例えば、

  • 「◯月◯日(木曜日)午後4時に〇〇店サービスカウンターに来て下さい」
  • 「名前を伝えてもらえばわかるように、サービスカウンターには話しておきます」
  • 「私が迎えに行きますので、そのまま待っていて下さい。なかへご案内します」

こんな感じで、応募電話のとき伝えておきます。

感のいい方はもうお分かりだと思いますが、これは店長から応募者へ「最初の指示」がでているわけです。

 

ここでのチェックポイントは次のとおりです。

  • 時間と場所
  • 名前と用件の伝え方
  • 待ってる姿勢

もう少し詳しく見ていきましょう。

 

時間通り指定の場所に来たか

 

約束の時間ぴったりか、早くても5分前にカウンターに来たかどうかを見ています。

 
例えば
間違っても早く着いてしまったからといって、勝手に30分前や15分前にカウンターへ行ってはいけません。
自己中心的で身勝手な印象を与えてしまいます。
 
約束の時間の早くても5分前までに受付をする
 

名前と用件の伝え方

 

応募者の話し方と伝え方どうだったか、カウンター担当者へヒアリングします。

 

電話の時と同様に、

  • 声のトーン・大きさ
  • 用件の伝え方
  • 話し方、ことばづかい
  • 顔の表情

明らかに、相手に悪い印象を与えるような話し方でなければ大丈夫です。
接客業なので、相手を不快にさせるような話し方は不採用の対象となります。

 

待ってる姿勢

 

面接官(副店長か店長)が迎えに来るまでの数分間の待つ態度、立ち姿を見ます。

 

<良い例>

  • 普通に静かに立って待ちの態勢

<悪い例>

  • あっちへふらふら、体を揺らしたりなど落ち着きのない態度
  • スマホを取り出しネットやSNSをする

ちょっとした時間でも見られている意識は常に持ちましょう。

 

あいさつ

 

初対面時のあいさつの印象はどうか

 

さあ、いよいよご対面です。
電話では話したものの、会って話すのはお互い初めてです。

面接官:「店長の〇〇です」

応募者:「先日電話でお話した〇〇です。本日はお忙しいところ面接ありがとうございます」

忙しい店長さんへの感謝も忘れずに伝える余裕があるといいですね。

明るく、ハキハキ、あいさつと自己紹介ができれば問題ありません。

 

ここでのポイントは次のとおりです。

  • あいさつと自己紹介は明るく、ハキハキする。
  • 忙しい店長さんに感謝の気持ちを伝える。

 

身だしなみ

 

服装身だしなみ、頭髪・化粧は常識の範囲内か

 

初対面をした瞬間から服装、身だしなみ、頭髪、化粧のチェックをさりげなく頭からつま先まで全身みます。基本的には、常識の範囲内であれば問題ないですが、頭髪は長さや、色、パーマも社内規定があるのでチェックします。

茶色やブラウンが強い場合は、色を染める事ができかどうかも確認されます。

もし、染めることができない、したくない、といことであれば採用することはできません。化粧についても同様です。

 

ここでのポイントは次のとおりです。

  • 初対面時に、服装、身だしなみ、頭髪、化粧はチェックされている
  • 髪の色も化粧も社内規定を遵守できるか確認される
  • 常識の範囲内であれば問題ない

社内規定に同意できなければ、採用はありません。

 

コミュニケーション

 

普段の会話・受け答えの印象はどうか

 

面接に入る前、面接会場へ行くまでのわずか2~3分の間にちょっとした世間話・フリートークをして緊張を和ませながら、顔の表情や笑顔、話し方を観察します。

 

例えば

  • ここまでどのくらいかかりましたか?
  • この店は利用したことありますか?
  • 雨の中大変だったでしょう。

面接のような堅苦しい緊張する場面では、本来の人柄がわかりにくいからです。

これは接客業としては非常に重要なことで、初めて合う人つまりお客さんに話しかけられた時に、どんな受け答えをするか、みるためです。

 

ここでのポイントは次のとおりです。

  • 面接会場へ案内する間の会話で、顔の表情、笑顔、話し方をみる。
  • 初めて合う人(お客さん)を想定して話しかけた時の受け答えをみる。

 

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アルバイトの採用は、面接で4つの質問を受ける

 

ここからやっと面接に入ります。

ここまで来れば7~8割は決まったようなものなので、あとは履歴書を見ながら名前、年齢、住所はもちろん、職歴から確認していきます。

 

ここでのポイントは次のとおりです。

  • 過去の経歴
  • 転職歴と理由
  • 志望動機
  • 待遇と条件

ひとつずつみていきましょう。

 

過去の経歴

 

今までどんな業界でどんな仕事をしてきたか

 

あなたが今まで経験した職種と仕事内容を確認します。

採用する側は、今までの経験と共通する点や今後活かせる所を想像しながら、あなたに質問します。

 

例えば、

  • 工場内で梱包作業をしていた   → 裏で作業中心が向いてるかな
  • カフェでウエイターをしていた  → 接客経験あるから売場担当かな
  • コンビニでレジをしていた    → 金銭になれてるからレジかな
  • 会社で事務の仕事をしてい    → 電話応対できるなら事務かな

と、いろいろあなたの特性を考え、配属部署を選定します。

え!それできるの?」と面接官がどこに食いつくかわかりません。

あなたの経験で、「これは自信ある!」というものがあればアピールしてもいいです。自信はなくても何をどのくらいの期間していたかはきちんと伝えましょう。

 

転職歴と理由

 

転職歴はどれくらいあるか、前職を辞めた理由はなにか

 

「今までに20社くらいバイト経験あるんで、なんでもできます!」

というのは、百害あって一利なし、なにもいいことありません。

 

それだけ転職が多いと、バイト期間が短い印象を与え、採用してもどうせすぐに辞めてしまうだろう、と考えてしまうからです。

確かめようがないので、すべてを正直に話す必要はありません。

 

例えば

  • 履歴書には直近の2社か多くても3社に留める
  • 辞めた理由も、なんでも本当のことを言う必要なし
  • 「人間関係で辞めました」は言う必要なし
  • やむ終えない事情、前向きな理由で辞めたことにする

なんでも本当のこと言ってしまう性格は、危険な人物としか映りません。
本音と建前を使い分けることができる人かどうかが試されているのです。

 

志望動機

 

志望動機は明確か?なぜうちの店を選んだのか

 

よくあるの例として

  • 「お金のためです」
  • 「近いからです」
  • 「◯◯は嫌だったので」

そりゃそうだけど・・・なんでうちを選んだの?ってことです。

やっぱりこういう正直過ぎる人は、損していますね。

 

お金とか距離が近いとかは、物理的な話しで、結果としてはそうだけど、ここへたどりついたプロセスが知りたいわけです。

あなたの過去の職歴と個人的な事情を重ね合わせて、志望動機にするというのもひとつの方法です。

 

例えば、

  • 子供が小学校に入学したので、午前中だけでも働きたい + 結婚前に〇〇で働いた経験がある
  • 扶養から外れてもっと長い時間働きたい + 今まで〇〇で経験した〇〇を活かしたい
  • バイトするのは初めて + 以前からこのお店を利用させてもらっていて興味があった

いろんな切り口があると思いますので、自分にあった志望動機と説得力があるものを書いて下さい。

アルバイト面接の志望動機ですから、大学生の就活とは次元が違いますので、身近で前向きな理由が伝われば問題ありません。

 

待遇と条件

 

条件面でなにか要求はあるか

 

面接の最後に、もし採用になった場合、働くにあたって、あなたの条件を確認してきます。

 

代表的な質問は次の通りです。

  • いつから働けるか
  • 希望する勤務時間帯は何時か
  • 週何回出勤できるか
  • 出勤できない曜日はあるか
  • 扶養内で働きたいか

ここに関しては、正直に家庭の事情もあるでしょうから、ゆずれる所ゆずれない所は、はっきり伝えましょう。

後になって、言った言わない、話が違うというトラブルの原因になります。ただ、休みについては業種によって取り方がさまざまなので注意が必要です。

 

接客・サービス業は、人が休んでいる時が忙しい職種です。

 

例えば

  • 「毎週土日休みたい」
  • 「年末年始は毎年家族旅行に行っているので働けない」
  • 「学校が休みの時は働けない」

などの条件を出す人の採用はしないはずです。

 

また、小さいお子さんのいる方は、熱を出したり、病気にかかりやすいため仕事が休みのなりがちです。もし両親と同居している、もしくは近くに住んでいる場合には、安心材料になりますので、伝えておきましょう。

 

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まとめ

今回は、「バイトの採用は、面接前に8割決まっている!」と題してアルバイト希望者向けに面接の裏側と面接官の視点をお話してきました。

面接がはじまる前に、あなたの面接はあらかた終わっているということが、お分かりいただけたでしょうか?

 

採用面接のポイントです。

  • 面接は応募の電話からすでに始まっている
  • 面接当日も、店に入ったら面接は始まっている
  • 常に見られている、面接の一部だという意識を持つ

これは、優秀な人とそうでない人を分けるためにしているわけではありません。
あくまで非常識な人を採用しないためです。

 

どの職種も人手不足が慢性化しているため、なるべくなら採用をしたいと考えています。

以上のことに気をつけ、面接を受ければ採用されるはずです。自分に思い当たる事があれば、直して面接に臨んで下さい。

 

スーパーの仕事については、知らないと後悔する「スーパーのアルバイト」仕事内容と環境とは?で詳しく解説しています。

 

参考になればうれしいです。

今回は以上です。

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