スーパーの仕事品出し

【初心者向け】スーパーの品出しマニュアル【基礎編】

スーパーの仕事

品出しのアルバイトをしようと思っています。スーパーは初めてなんです。品出しのやり方を教えて下さい。

こんな悩みにお答えします。

 
◆本記事の内容

【初心者向け】

スーパーの品出しマニュアル【基礎編】

 
◆読んでほしい人
  • 品出しは全くやったことがない
  • 過去にやったことはあるが自信がない
  • 品出しを新人に教える立場にある人

 

◆本記事の信頼性

この記事を書いている私は、東証一部大手スーパー(売上は日本でベスト5入)勤務歴25年、管理職歴(副店長・店長)は5年です。小売業界で長く働いた経験をふまえ、わかりやすく解説します。品出し歴も25年になります。
 

◆本記事でわかること

本記事を読み終えると「品出しの基本」がわかります。
今回は、初心者向けの「スーパーの品出しマニュアル【基礎編】」を解説していきます。

私自身、大手スーパーで長く働き、品出しをしてきたので参考になるはずです。

 

品出しを全くやったことがない方にもわかりやすく解説します。

最後まで読んでみてください。

 

あわせて読みたい!
スーパーの品出しシリーズ】はこちら!

 

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【初心者向け】スーパーの品出しマニュアル【基礎編】

 

品出しは、新しい商品を棚に補充することではありません。それは、商品の移動であり、品出しではありません。

 

今回は実際に、スーパーで品出しをする手順に沿って進めていきます。

その場面ごとの手順と注意点もあわせて解説します。

 

まず、品出しといっても作業工程の一部ですので、品出しだけを「点」でとらえず、BR(在庫置場)から商品を持ち出し、売場へ行って品出しをしてまたBRへ戻ってくるまでを「線」としてとらえ、一連の作業動作を分解して解説します。

 

このような場面ごとに分けてみます。

  1. 品出しに使う運搬道具
  2. 商品の積み方
  3. BRから売場へ出るとき
  4. 品出しする売場へ行くまで
  5. 品出しを始める前に
  6. 商品を補充する手順
  7. 品出し中の注意点
  8. 品出し後の手順
  9. 次の品出しポイントへ行くとき
  10. 次の品出し商品をピックアップする 

順番に解説します。

 

品出しに使う運搬道具とは

 

品出しは、以下のようなカゴ台車ごと売場に出してはいけません。

原則、営業時間内は店内に入れてはいけません。

入荷する時はこの状態でトラックから納品されますが、このカゴ台車は「納品するための運搬道具」だからです。

 

売場に入れない理由として

  • 大きくて通路の邪魔になる
  • 内輪差で巻き込む危険性がある
  • 重量があり誤って足を引くと大怪我になる

小さいお子さんは、いつどこから飛び出してくるかわかりません。
開店前か閉店後に限定すべきです。

 

そこで、カット台車という什器に、カゴ台車から仕分けして品出しします。

こんなやつです。

 

使い方のポイント

  • 上の段に商品を積む
  • 下の段は基本なにも載せない
  • 取っ手のバーに専用のアタッチメントでゴミ袋をつける

これだけです。

 

なぜ、下の段にはなにも載せないかというと、図のように出し終わった空箱を畳んで載せるからです。あるいは破損品や期限切れ商品を見つけた場合に補充品と分けて下の段に載せることがあります。

 

では次に、実際積んでみましょう。

 

商品の積み方

 

ポイントは3つ

  • 腰に負担をかけない
  • 重いものは下、軽いものは上
  • 目の高さより高く積まない

順番に説明します。

 

腰に負担をかけない

スーパーは腰痛になる人が多いです。(私もですが…)

1日数百箱を上げたり下ろしたりします。しかも毎日です。腰への負担は相当かかります。

 

例えば

玉ねぎ箱、酒、牛乳、豆腐、飲料、油、ギフト(お中元・お歳暮)

このあたりは重いですね。しかも物量も多い商品です。

 

負担をへらすコツは

  • 腰の上下運動をなくす
  • 腰を使わず、脚で持ち上げる
  • 左右の回転運動にする
  • ムリをしないで2人で持つ

ラジオ体操の前屈のような体勢で、膝を伸ばしたまま持ち上げると一発で腰を痛めます。腰を落として荷物も持ったら背筋は伸ばしたまま、脚の力でグン!と立ち上がる感じです。

品出しや商品を移動する時は、上下に動かさず、左右水平方向に腰をひねって移動させるのがポイントです。

商品の移動元から移動先の高さをなるべく同じにすることが大切です。

もしカット台車の下段に商品を載せて品出しすると、かがんで立って、かがんで立っての上下運動になります。腰を痛めますし、効率も悪いです。

 

とはいっても、重くて持ち上がらないような商品はムリせず、近くの人に手伝ってもらいましょう。

毎日荷降ろしは続くので、ムリは禁物です。

 

重いものは下、軽いものは上

大きさが小さくても重いもの、瓶ものはなるべく下にします。

重い順に、赤、黄、青になっています。(あくまでイメージ)

 

基本的に商品は段ボールなので、重いものを上に載せると箱がつぶれて荷物が傾き倒れます。最初のうちはいいんですが、品出してるうちに傾いてきて「ガッシャーーーン」てことになります。

その後始末と掃除に時間がかかります。

 

ポン酢なんか倒したらエライことになりますよ…(経験談)

 

目の高さより高く積まない

視界が悪くなって前が見えません。

 

商品も倒れやすくなりますし、お客様とぶつかる可能性もあります。

売場とBRの往復をなるべく減らしたいからやりがちなんですが、危険と隣り合わせですし、積みすぎは逆に効率が悪くなりますね。

 

箱の大きさや形はさまざま、パズルのようにタテ・ヨコを上手く組み合わせて安全に積みましょう。

 

では、いよいよ売場へ行きましょう。

 

BRから売場へ出るとき

 

ここでのポイントは3つ

  • スィングドアの注意点
  • 出入りするときの手順
  • あいさつ

順番に解説します。

 

スィングドアの注意点

さあ売場へ出ますが、以下のイラストのような感じで売場に出てはいけません。

品出しのイラスト(女性)

売場への出入り口は、「スィングドア」という表面がステンレスで覆われた押しても引いても開けられるドアになります。西部劇で店から人が出てくると勝手に扉が戻るアレです。

スィングドアは、顔の辺りに小窓がついていますが、ドアの向こう側はよく見えません。

 

なので、実際こんなことが起きます。

  • ドアの向こう側の子供に気づかずドアで強打してしまった。
  • 売場からBRに入ってくる人と出会い頭にぶつかってしまった。
  • ドアを開けようとしたら台車が出てきて突き指した。

すべて実例です。

 

新しい店のスウィングドアは足元にも小窓がついていますが、台車でドアを開けるのは止めましょう。非常に危険です。

しかも、カット台車で開けるとスウィングドアに当たる音「ガン!」ってなります。けっこう大きい音がでますので、品がないですね。

 

ではどうすればいいでしょう?
次で説明します。

 

出入りするときの手順

 

ここでのポイントは1つ

売場へ出入りする時は、カット台車を前から引いて手で開ける
 

イラストの通りです。

 

台車の進行方向はそのままに、自分が前にまわって台車の先頭を後ろ手に引っ張っていく感じですね。斜め前でもOKです。

台車をドアにぶつけて開けるのだけは止めましょう。

ドアの向こう側に注意を払って、そのまま手でドアを開けて売場へ出ましょう。

 

あいさつ(営業中の場合)

 

売場に出たらドアの前で一旦止まりましょう。
売場からBRへ戻る時もドアの前で一旦止まりましょう。

 

ここでのポイントは2つ

  • 売場へ出たら、ドアの前で一礼して「いらっしゃいませ」
  • BRへ戻る時は、ドアの前で一礼して「ありがとうございました」

BRへ戻る時は、ドアの前でくるっと180度売場に向きを変えてから「ありがとうございました」になります。声の大きさは、大きすぎず小さすぎず、10メートル向こうの人に届く感じです。けっして怒鳴ってはいけません。

この場面、意外とお客様から見られてるんですよね。

店のクオリティとか接客の質みたいなものを見られますね。手は抜けません。

 

大手のスーパー、百貨店はやってますね。

 

品出しする売場へ行くまで

 

ドアの前で「いらっしゃいませ」をいって終わりではありません。

 

ここでのポイントは1つ

品出しをする場所へいくまでにすれ違ったお客様にもあいさつをしましょう。

なぜなら、品出しは接客業務の一部だからです。接客という業務の中にある作業の1つです。

 

品出しの合間に接客をしているのではなく、接客の合間に品出しをしているのです。

その証拠に、品出しの最中にお客様から商品についてたずねられたとします。

 

例えば

「コンソメはどこにありますか?」と聞かれたとしたら、あなたは品出しを中断してお客様を売場まで案内するでしょう。
 
品出しの合間に接客をしていたとしたら、
「コンソメですか?いま品出しの途中なので、あと10分くらいで終わりますので待って下さい」ということになりますね。

そんなバカなことはありませんね。

 

つまり、品出しは接客業務の一部であり、接客の合間をぬってする業務だということです。

ここは非常に重要なポイントです。

 

品出しを始める前に

 

品出しを始める前に確認することがあります。

 

ポイントは3つ

  • 通路の確保
  • プライスカードと商品の一致
  • 混在品・破損品・期限切れの確認

 

順番に解説します。

 

通路の確保

ポイントは2つ

  • 品出しをすることでお客様の買物の邪魔にならないようにする
  • 品出しする場所にお客様がいる場合はお客様を優先する

 

スーパーによって通路幅はさまざまです。

買物カートが3台並んでもまだ余裕がある店もあれば、2台すれ違うのもやっとの店もあります。

一般的には、イラストの感じかなと思います。

 

カット台車の置き方

  • 棚と平行に置く
  • カット台車と棚は1人分あける

カット台車の大きさが、たて90cm・幅53cmあります。この大きさを意識して作業や移動をしなくてはいけません。当然、棚に対して直角におけば邪魔になります。

カット台車と棚はくっつけずに1人通れるくらいはあけておきましょう。

お客様が商品を取れるくらいのスペースは確保します。品出しをしていると1.5mくらいは棚をふさいでしまうのでけっこう場所をとってしまうからです。

 

あくまでお客様優先ということだけは忘れないようにしましょう。

 

プライスカードと商品の一致

品出ししようとしている商品の現住所が正しいかを確認します。

 

住所を確認する方法は3つ

  • 商品名、デザイン・・・住んでる人
  • プライスカード・・・表札
  • JANコード・・・マイナンバー

住んでる人の顔を見ても、似たような顔の人はいますからね(笑)かといって、表札だけでは同じ名前の人たくさんいますし…。やっぱり住民票とかマイナンバーで最後は確認するしかないです。

それが、「JANコード」といわれる、バーコードを見比べて確認するということです。

やり方は簡単!イラストを見て下さい。

バーコードの下4~5ケタを見比べて同じなら、同一商品で間違いないです。

 

混在品・破損品・期限切れの確認

現状の売場在庫品の状況を確認します。

1日に何千人のお客様が来店するので売場が乱れます。その時に商品が傷ついたり、破れたりあるいは違う商品が混在するからです。

 

混在品(違う住所の商品が混ざっている)

カテゴリー別に並べているので上下左右は似たような商品になります。

 

お客様が商品を手に取り戻す時に、隣や段違いの場所に戻してしまうことはよくあります。品出しをしながらその商品の周辺を確認する必要があるのです。

例えば

食物アレルギーを持っている方が、ピーナッツや甲殻類の入っていない商品を選んだつもりで、実は隣の似たような商品が混在していることに気づかず食べてしまったら大変なことになります。

命の危険さえあるのです。

 

また、全く関係のない商品も理不尽に置かれていることもあります。

例えば

生の刺身がお菓子売場の棚に置かれていたり、野菜が味噌売場にあったりと、なんでこんな所に?というようなことは毎日あります。

気を抜かず、周辺を見渡しながら売場を移動しましょう。

 

破損品

破れ、割れ、開封、へこみ、変色です。

 

例えば

  • 破れ:砂糖、塩、片栗粉、米
  • 割れ:たまご、瓶もの、
  • 開封:子供用お菓子に多い
  • 凹み:缶詰、缶ビール
  • 変色:生鮮食品全般

だいたい想像はつくと思います。

開封は少ないんですが、子供用の玩具菓子あたりは多いので注意が必要です。子供は開けちゃうんですよね。

 

期限切れ

賞味期限切れ、消費期限切れとは別に、販売期限を設定しています。

「販売期限」とは購入後、賞味期限内に適切に消費される期間を確保するためにあります。

 

品出しをする前にきちっとやらないと、期限切れの商品を販売してしまいます。

販売してしまうと

  • お客様からのクレーム対応
  • 食べてしまったが責任は取ってくれるのか?
  • 裁判と補償へ発展

スーパーは食べるものを販売しているということを肝に銘じる必要があります。

 

※販売期限については、
「小売業の食品ロスがなかなか減らない原因と対策!」で詳しく解説しています。

 

以上のような商品は、品出しする前に確認して撤去しましょう。

 

商品を補充する手順

では、商品を補充しましょう。

 

ここでのポイントは

  • 先入れ先出し
  • 両手を使う
  • 商品に異常はないか

順番に解説します。

 

先入れ先出し

先入れ先出しには3つあります。

  • 前後法
  • 左右法
  • 上下法

 

青が売場在庫、赤が補充した商品です。

前後法は、一般的にはフェイス(列)が少ない商品で使われます。左右法は既存の商品を左に寄せて新しいものを右側に出すやり方です。

右に寄せるか左に寄せるかは、企業、店、チーフによって違いがあるのでバイト先の上司に確認して下さい。いずれにしても、先入れ先出しをするということです。

 

もうひとつ上下法があります。

主に箱ものを販売する時に使います。

例えば

飲料の箱売、ラーメンの箱売などがあります。生鮮食品は果物の箱売、みかん箱は上下法で管理しないと鮮度が悪くなります。

 

先入れ先出しは

  • 期限切れ商品を販売しないため
  • 期限切れによる食品ロスを防ぐため
  • 正確な在庫金額・数量を把握するため

重要な作業工程ですので必ずやってください。

 

両手を使う

リレー方式で品出ししないということです。

 

例えば

左手で商品を取り出して、右手に持ちかえ棚に置く。取って渡して出す。1・2・3のリズムです。リレーでバトンを渡す感じですね。

 

そうではなくて

両手でつかんで、そのまま出す。つかんで出す。つかんで出す。1・2のリズムです。

リズムが1つ少ない上に、両手で同時に2つ、慣れてくれば4つ、6つ出せますから1コずつリレーで出すのとどれくらい違いがあるかわかりますよね。

 

30分で終わる品出しが1時間以上かかったとしたら、誰かが出さなければいけないので残業になりますね。両手を使って4つずつ出せば時間が1/4に短縮するかも知れません。場合によってはアルバイトひとりふたり減らすことだって可能です。

 

小売業は、作業改善に力を入れています。

 

むやみに人を雇うのではなく、効率を改善によって上げれば人件費を減らせるからです。

効率と生産性はサービスレベルの向上と会社の利益にも大きく影響します。

 

商品に異常はないか

今日入荷した商品だからといって、良いとは限りません。

生鮮食品なら鮮度、加工食品なら破損、印字ミスなど不備があるからです。

 

例えば

生鮮食品の場合ならすぐわかります。ほうれん草が変色している、キャベツが腐っているなど。加工食品は商品自体に異常がなくても、賞味期限の印字ミスや成分表示、添加物表示のミスでメーカーから回収要請がよくあります。

しかも、販売店からの連絡ではじめてメーカーも気づくことが多くあります。

売場にあった在庫品も、これから出す商品も同じように確認しながら品出しが必要です。

 

品出し中の注意点

 

ここでのポイントは2つ

  • 品出しをしていても、接客業務の真っ最中
  • カッターの扱いに気をつける

 

接客業務の真っ最中

はじめにもお話した通り、品出しは接客業務の一部だからです。

売場に一歩出たら、接客業務が始まります。

 

例えば

  • トイレはどこですか?
  • パイシートを探してるんですけど…
  • 大きい発泡スチロールないですか?
  • 自販機のおつりが出ないんですけど…
  • コピー機の使い方がわからなくて…

ホントにいろいろです。

やっと探して発泡スチロールを渡し、自販機のおつりの件を店長探しまわってお願いし、戻る途中で、「食紅ってどこにありますか?」なんて聞かれたりします。

新人さんはパニックですよね。

 

商品の場所は最初わかりません。経験を積めば自然とわかるようになります。自分で対応できそうもないことは、他の従業員か上司に報告して指示をもらいましょう。

 

品出しや接客中も「いらっしゃいませ」「ありがとうございます」のあいさつを忘れずにしましょう。

 

カッターの取り扱い

 

ポイントは4つ

  • 商品を切らないようにする
  • お客様へ刃を見せないように工夫する
  • 刃を出したまま放置しない
  • なくさない

カッターの出番は非常に多いです。

カッターがないと仕事にならないほどです。ひもを切ったり、段ボールを切ったりで、私の場合は1ヶ月くらいで刃を替えてました。

今までいろんなタイプのカッターを使いましたが、写真の「OLFA 小型刃タイプ」が一番使いやすかったですね。どこでも手に入りますね。使いすぎて刃がないですが、こうなる前に刃は取り替えましょう。

 

指を切らないようにするのは当然ですが、慣れないと段ボールを切ったつもりが中身まで切ってしまうことがあります。慣れればカッターを使わなくても簡単に開けることができますが、最初は刃をあまり出さないように使いましょう。

近くにお客様がいる場合は、刃を体で隠すようにして見えないように、手も最小限の動きで使いましょう。使い終わったらそのつど刃をしまい、出したまま品出してはいけません。

そして、なくさないということです。

品出ししていると、いつの間にかなくなっていてどこに置いてきたか探すのが大変です。物がカッターなだけに危険です。ひもやワイヤーでつないでおくのもおすすめです。

こまめにしまうよう心がけましょう。

 

品出し後の手順

 

ポイントは4つ

  • 品出した周辺の前出し
  • 前出しは両手でやる
  • 前出しは品出しと同じ効果がある
  • 前出しだけの時間はなかなかとれない

周辺というのは、上下左右の商品とその通路沿いの棚全体を見て、乱れが大きい所を直していきます。

前出しとは、売れたことで前方の商品がなくなった状態を奥から前方へ商品を詰めることです。フェイスアップといったりします。

 

前出しのコツ

  • 商品の顔を見せる(正面の商品ロゴ)
  • 袋のしわをとる(袋物)
  • 袋を平らにする(米など)

イラストのように、一見品切れしているように見えて、奥に商品が残っていることがあります。前出しをすることで品出しをしたと同じ効果を得られます。

 

この前出しをすることで、点数アップ効果があります。

 

営業時間中に改まって、前出しの時間はなかなかとれません。

品出しをしながら、周辺の商品や売場を移動中にちょこちょこやるような感じです。

 

次の品出しポイントへ行くとき

 

出しながら、移動しながら売場の状況を仕入れます。

 

売場で品出しをするということは、売場の情報も仕入れることになります。

 

例えば

  • 特売のたまごはどうなってるかな?
  • 飲料コーナーは崩れてないかな?
  • 日替わり品の醤油は品出ししたほうがいいかな?

 

ただ商品を出して終わりではありません。これができないと、次の品出しにつながりません。

売場は生き物です。刻々と変化しています。その変化を感じながら作業しましょう。

 

品出しをしながら、次になにをどの順番で出すかストーリーを仕上げていく感じです。

 

次の品出し商品をピックアップする

 

売場からBRへ戻って、新たに商品を積んで品出しに行く準備をします。

先程の品出しの際に、いろいろ売場を見て回り情報を仕入れているので、BRに戻ってきたときには次はなにを出すか、もう決まっていなくてはいけません。

 

そして、その時間に最適なアイテムと量を最適な順番で品出ししましょう。

順番はお客様次第なので、当初の予定と変わることもあります。優先順位は常に変動しているということです。

 

そしてまた、商品をカット台車に積んで売場へいきます。この繰り返しです。

 

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まとめ

 

今回は、【初心者向け】スーパーの品出しマニュアル【基礎編】と題して、品出しのやり方と注意点を中心にお話してきました。

 

おさらいします。

 

  • 品出しは、新しい商品を棚に補充することではない。品出しは接客業務の一部。
  • ピックアップ→売場でのあいさつ→商品チェック→補充→前出し→接客→売場状況確認→次の品出しのストーリー→ピックアップ、一連の行動が品出し。
  • 食べるものを扱っているという自覚と責任が必要。
  • 常にお客様優先で邪魔にならないように配慮する。

売場に一歩出たら、接客業務が始まります。品出しに没頭してはいけません。

 

細かい品出しのやり方はもう一度見直してください。

 

今回は以上です。

 

読めば読むほど、「この仕事は自分にあわないな…」と感じた方は、下記の記事をどうぞ。

※「スーパーの仕事は自分にあわない」と感じた時の対処法3選

 

 

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