小売業界を希望してる学生
小売業界を希望しています。でもホントのところ自分に合ってるか分かりません。どんな人は合っていないのか知りたいです。
こんな悩みにお答えします。
【小売業界を希望してる就活者向け】
スーパーを辞めた社員7つの特徴
- スーパーを辞めていった社員の特徴とは?
- 小売業界が合ってるか「診断チェック10の質問」
◆本記事の信頼性
小売業界で長く働いた経験をふまえ、わかりやすく解説します。
◆本記事でわかること
今回は、「スーパーを辞めていった社員の特徴」を解説していきます。
「小売業界は自分に合ってるかな?」と思っている方は、最後まで読んでみてください。
スーパーを辞めていった社員7つの特徴
就職活動中の学生さんの中で、百貨店・スーパーはどうかな?と考えている人も多いと思います。
- 「スーパーもコンビニもアルバイトの経験がないけど、大丈夫かな?」
- 「バイト経験はあるけど社員でやっていけるかな?」
と悩んでいるかもしれませんね。
今回は、小売業へ社員として就職を考えている人に向けて、「こういう人は今まで辞めていった」という特徴を7つご紹介します。
- コミュニケーションが苦手な人
- 女性の扱いが苦手な人
- チームプレイが苦手な人
- 力仕事がきらいな人
- 環境への適応力がない人
- 仕事と割り切れない人
- カレンダー通り休みたい人
順番に説明します。
コミュニケーションが苦手な人
社会人として働く上で、どこにいっても必要なものです。
小売業だからというこではなく、苦手意識があったとしても、慣れとコツが必要です。
ただ、小売業は店舗の中で営業活動をする団体競技なので、より一層コミュニケーションが必要になります。なければ仕事にならないといっていいです。
例えば
だからといって、小売業で働く人はみんなコミュニケーション能力が高いのかといえば、そんなことはありません。
コミュニケーションが苦手な人はたくさんいます。
それを克服しようとか、もっとできるようになりたいと向上心があるかどうかです。そうやって自分の弱点を知り、向上させていった人がリーダーとなっていくのです。
コミュニケーションについては、【話しかけるのが苦手】コミュニケーションを改善する3つのステップで詳しく解説しています。
女性の扱いが苦手な人
小売業は、女性の比率が高い業界です。
男性社員は男性とコミュニケーションをとるより、女性との方が圧倒的に多いからです。
例えば
年下から慕われ、上からも可愛がられるような人は、仕事もスムーズにいってますね。
ならば、女性社員は有利なのではないか?と思われるかもしれませんが、それがなかなかそうともいえません・・・。
この辺が難しいところなんですが、同性だからといって、上手くいくとは限らないのです。
チームプレイが苦手な人
小売業は団体競技です。
営業の人ならひとりで外回りもあるでしょうが、基本小売業にはありません。
ほぼ店の中で大勢の人と仕事をする待ち商売です。
スーパーも百貨店も売り場ごとのチームに分かれて、自分の担当商品をいかに多く売るかのチーム対抗の競技です。そして、その売上の合計が店の売上になります。
コミュニケーションが苦手、女性と話すのも苦手、団体行動や団体競技もちょっと・・・
という人は、小売業で働くのは、かなり難しい状況といえます。
力仕事はしたくない人
小売業は間違いなく、スピードと力仕事です。
毎日大量の商品が店に運ばれてきます。それを限られた時間と限られた人を使って、手分けして売場に並べます。(今回は細かいことは省きます)
一回並べればそれで終わりということはありません。売れればまた商品を出します。
商品が軽いものももちろんあるんですが、半分以上は重いものになるので、腰を痛めやすいのもこの仕事の特徴です。ぎっくり腰になる人が多いです。
例えば
小売業は薄利多売で利益が出にくい業界なので、たくさん人を雇えません。ひとりでいろんな仕事をあっちもこっちもやっていかないと回らない構造になっています。
しかも、品出しは100ある作業の1つにしかすぎません。
毎日引っ越しと運動会をやってるような感じですね。
体力とスピードが求められます。
環境への適応力がない人
小売業は転勤が多いです。
大手のスーパーになると1年~3年のサイクルで転勤になります。
例えば
私も現役の時は、20店舗以上転勤になり、寮にもアパートにもひとりで住んで、県外にも何回か行った経験があります。不安半分、楽しみ半分と割り切ってやってました。
自分のことを誰も知らないということは、ある意味リセットできるいいチャンスととらえて開き直ってましたね。
転勤を楽しめちゃうくらいの適応力はあったほうがいいです。
転勤については、
以上の記事で詳しく解説しています。
仕事と割り切れない人
すべてが備わっている人なんていません。
なにかしら1つ、2つ不得手を持ちながらも、目の前の仕事をこなしていく感じです。
例えば
「できないものは、出来ない!」
というのであれば、それはそれでポリシーですから、自分に合う仕事を探した方が良いと思います。
今回の7つの特徴は小売業には特に必要なこととして書きました。しかし、一般社会においてどこの業界、職場でも多かれ少なかれ必要になる考え方ですので、意識して取り組む価値はあります。
カレンダー通り休みたい人
小売業はカレンダーと真逆の商売です。
人が休んでる時が忙しく、働いてる時が暇になるからです。
例えば
交代で休みをとっていますが、長期の連休ということはありません。
小売業・サービス業の宿命です。
もし、一般人と同じようにカレンダー通り休みたいなら絶対に小売業に入ってはダメです。
小売業界が合ってるか「診断チェック10の質問」
以上の辞めていった人の特徴もふまえて、小売業に自分が合ってるかを診断するチェックを作ってみました。全部で10個の質問があります。
全10問、YESかNOでお答えください。
- 人を笑わせるのが好きだ
- 女性がたくさんいる職場は楽しそうだ
- スポーツは団体競技の経験がある
- 体力には自身がある
- いつでもどこでもだれとでも仕事ができる
- 最終的には割りってしまう
- 混雑してる時に、遊びにいきたくない
- 朝は強い方だ
- 鈍くさいといわれたことはない
- すぐに誤りを認め謝ることができる
YESの数が多ければ多いほど小売業に向いています。
半分以上NOの方は、別の職種を探すことをおすすめします。
まとめ
今回は、「【就活者向け】スーパーを辞めた社員7つの特徴」と題して小売業に向いていない人の特徴をお話してきました。
おさらいします。
- コミュニケーションが苦手な人
- 女性の扱いが苦手な人
- チームプレイが苦手な人
- 力仕事がきらいな人
- 環境への適応力がない人
- 仕事と割り切れない人
- カレンダー通り休みたい人
以上7つです。
10個の診断チェック表もあわせて見ていただくと参考になると思います。
今回書いたことを、私は全く知らずにスーパーに就職してしまい、入ってから大変苦労しました。たえきれず、同期で辞めていった人もたくさんいます。
自分も何度辞めようかと考えましたが、最終的には割り切りでした。変なプライドを捨て、仕事と割り切ったおかげで店長にまでなることが出来たと思います。
辞めていった人7つの特徴を書いてきましたが、いま小売業への就職を考えてる人の参考になれば幸いです。
今回は以上です。