平日が休みのサービス業や流通業の人のメリットってなんですか?やっぱり土日休みの方が良いか迷っています。
こんな悩みにお答えします。
◆本記事の内容
- 数字で見る平日休み
- 平日休みをおすすめする理由
- 平日休みのデメリットをメリットに変える
◆読んでほしい人
- サービス業、流通業へ就職を希望している
- 平日休みに対して不安がある
- 土日休みの仕事と迷っている
◆本記事の信頼性
この記事を書いている私は、
- 東証一部大手スーパー勤務歴25年
- 管理職歴(副店長・店長)5年
本当に現場で使える解説をしていきます。
◆本記事でわかること
本記事を読み終えると「平日休みの不安」が解消されます。
今回は、「平日休みのメリットとデメリット」を解説します。
平日休みへの不安を解消していきます。
最後まで読んでみてください。
数字で見る「平日休み」
人生設計をする上で、「働き方」は重要です。
どんな職業に就いて生計を立て、自分の夢を叶えていくかにつながっているからです。
同時に、どんな職業に就くかで、休日のとり方も変わってきます。仕事あっての休日であり、休日あっての仕事だからです。
今回、日本人の休日のとり方について、NHK放送文化研究所「2015年 国民生活時間調査報告書」を参考に解説したいと思います。
完全週休2日制は4割程度しかない
完全週休2日制は全体の44%程度。
隔週・月1と合わせても55%で約半分は週休1日か決まっていないと答えています。
出典元:NHK放送文化研究所「2015年 国民生活時間調査報告書」
職業別に見ると、事務系・技術職と経営者・管理職の7割が完全週休2日制であることがわかります。
職業別の休日のとり方
曜日別に見ると、事務職・技術職、経営者・管理職は、土日に仕事が集中しています。
販売職・サービス職は、他の職業に比べて、土・日の休みが少なく、休みの曜日が決まっていない人が半数を占める状況です。 ただし、販売職・サービス職であっても、土日休みの契約で働いている人や、本社勤務で事務系の人は3割程度いると思われます。
出典元:NHK放送文化研究所「2015年 国民生活時間調査報告書」
- 完全週休2日制は、全体の約4割強
- 毎週土日が休みという人は、3割程度か
- 農林漁、サービス、販売業は不定休が多い
この状況をふまえて、平日休みをおすすめする理由を解説します。
平日休みをおすすめする理由
小売業界で働き、平日休み歴25年の筆者が、平日休みをおすすめする理由を解説します。
◆平日休みがおすすめな理由
- 土日だって実は休める
- どこへ行っても空いている
- 5連勤がない
- 連休だって取れる
- 休みを代わってもらえる
順番に解説します。
土日だって実は休める
平日型の人は、
土日を休もうと思えば休めます。
理由は簡単、休みが決まってないからです。
たとえば、
しかも、有給ではなく、通常の公休で取得できます。
土日休み型の人は、平日休みはありません。休むには有給の申請が必要ですね。
どこへ行っても空いている
- ショッピング
- 旅行・レジャー・行楽
- 役所・銀行・郵便局
順番に解説します。
ショッピング
人気のモールや大型ショッピングセンターであっても、駐車場は空いているし、店内もゆっくり人混みを気にせず歩けます。
レジの混雑も少ないので、買物のストレスもないですね。
旅行・レジャー・行楽
車で目的地へ着くまで大きな渋滞がないのがいいですね。
電車・飛行機であっても予約が取りやすく空いています。
ホテルの宿泊料金もオフシーズンや平日プランが多数あり、かなりお得なプランがあります。
役所・銀行・郵便局
公共機関は平日しか営業してません。
もし、利用する時は休み時間を使うか、場合によっては有給を使わざるを得ないこともあるでしょう。
しかし、平日休みならそんな心配はいりません。自分の休みに合わせて用事を済ませるだけです。
- 時間を気にせず行ける
- 仕事中行かずに済む
- 手続きがしやすい
引っ越しなどで銀行・郵便局・役所を全部まわるときでも1日で済ませることができます。
5連勤がない
たとえば、2日出勤して1日休み、3日出勤して1日休みのリズムです。
体は非常にラクです。
完全週休2日制ならば、飛び石で1日おきに休みということも珍しくありません。
休みが決まっていないということは、自由に決められるということでもあります。
連休だって取れる
普通に連休は取れます。
平日休みの人は、連休が取れないと思われてるかもしれませんが、そんなことはありません。
さきほどもお話した通り、連休にして、その後に連勤が続くのは体がきついので、あえて連休にしない人が多いからです。
たとえば、
- 引っ越し
- 学校行事
- 冠婚葬祭
- 家族旅行
など、連休を取りたい場合は、事前に希望を出せば取れます。
休みを代わってもらえる
体調が悪い時は休みの交換もできます。
たとえば、インフルエンザにかかっしまった場合、1週間くらい休みが必要になります。
その場合でも、休みを交換してもらい、自分が復帰した時に代わりに休んでもらうということもできます。
もちろん迷惑をかけてしまいますが、困った時はお互い様で相手が病気になることもあるわけですから極力協力します。
平日休みのデメリットをメリットに変える
とはいえ、もちろんデメリットもあります。
ただし、今回紹介するデメリットが、みなさんにとってのデメリットかどうかはわかりません。考え方、捉え方で有意義な時間に変わるからです。
まず、一般的な平日休みのデメリットから見ていきましょう。
一般的な平日休みのデメリット
- 毎週土日連休はとれない
- 土日型の人とは疎遠になる
- 学校行事に参加しずらい
- 休みでも子どもたちは学校でいない
- 奥さんが土日型の場合すれ違いになる
- 急な誘いには応えられない
こんな感じだと思います。
共通点をまとめるとこうなります。
デメリットの共通点
- 暦通り生活している土日型の人と合わない不安
- 土日休み中心に動いている世の中からの疎外感
上記の通りです。
それぞれ、メリットに変える解説をします。
土日型の人と合わない不安はすべてを求めすぎ
毎週でなければ合います。
そもそも毎週土日休みの人と合わせたい人が、平日休みの仕事に就くこと自体、選択ミスだからです。
毎週合わせる必要はないので、土日に用事が入った時だけ、事前に希望を出して休みを入れてもらうようにしています。
たとえば、
- 学校行事
- コンサート、イベント
- 飲み会
今夜どう?みたいな急な誘いに応えられないだけで、事前にわかっていることなら休みを取ることはできます。
と思われているようですが、そんなことは全くありません。
子供や奥さんとすれ違いになることを心配する人もいるかもですが、そういう日もあるし、合う日もあります。
夜は一緒ですし、むしろお互い一人の時間を楽しめるので、奥様にもいいと思いますよ。
世の中からの疎外感を優越感に変えろ
「平日休み」という呼び方で、マイナスイメージがあるように思います。
たとえば、
- 土日休み = 固定された休み
- 平日休み = 自由に決められる休み
だいぶ印象が違うと思います。
土日休みの中には、毎週連休いらないから水曜か木曜あたりに休みが欲しいという人もいると思います。
逆に言えば、土日休みの仕事ではそれはできないですね。
平日休みの仕事なら、水・木と連休して土曜か日曜にまた休みということも普通にあります。
平日休みの仕事は、サービス業や流通業、レジャー産業が多く、土日、祭日に休む人をターゲットに商売をしているので、土日休みの人がいなくなるのも困るわけです。
みんなと一緒じゃないと不安という人も、
休みのとり方は人それぞれ。
土日休み・平日休みどちらにしても一長一短はあります。
自分のライフスタイルと価値観に合わせて仕事選びをしてみてください。
まとめ:平日休みの良さを体感して欲しい
今回は、「それでも平日休みをおすすめする理由」と題して、平日休みのメリットと不安の解消をお話してきました。
おさらいしておきます。
休みのとり方について、
- 完全週休2日制は、全体の約4割強
- 毎週土日が休みという人は、3割程度
- サービス、販売業は不定休が多い
完全週休2日制自体が、全体の4割強しかなく、さらに土日が毎週休みとなるとさらに減って3割程度ではないかと推測されます。
平日休みのメリットは、
- どこへ行っても空いてる
- 交通機関も空いてる
- 実は土日も希望すれば取れる
- 平日にしかできないことが普通にできる
ざっくりいうと、こんな感じです。
「土日休み」の人は、暦通りの固定された休み、「平日休み」の人は休みが自由に決められるフリーな休みであり、体にも精神的にも優しい休日のとり方です。
仕事あっての休み、休みあっての仕事です。
デメリットは、捉え方・考え方ひとつで優越感に変えることができます。
自分のライフスタイルと価値観をもう一度考えて、仕事選びしてみてください。
参考になれば幸いです。
今回は以上です。